2021年11月27日21時42分

iPhone 13の現状

 2021年9月15日、新型iPhoneとなる“iPhone 13”シリーズが発表された(日本では9月24日)。以前ほどの熱狂や混乱はなかったものの、大勢の人がiPhoneを使っている事実を踏まえれば、発表後2か月が経過し、どのような経過をたどっているかを確認しておくのはふさわしい。
 新しいiPhone 13 の主な特徴は、以下の通りだ。
・プロセッサー:A15 Bionicを搭載
・メモリー:128GB、256GB、512GBの3種類
・カメラ:デュアルカメラシステム、映画のように奥行きのある動画が撮影できる「シネマティックモード」を搭載
・バッテリー:iPhone12より2.5時間持続するよう性能向上
 特に目新しいものはないが、ユーザーの希望を裏切ることはない内容で、そつのない仕上がりとなっている。
 肝心の売り上げはどうか?発売前に長蛇の列ができるとか、発売初日に売り切れという報道がなかったように、爆発的なヒットとなっていないことは周知の通りだ。今回の新型iPhoneは、どちらかというとマイナーチェンジという感じが否めない。なにより、「型落ち」となったiPhone 12が、今でもappleのホームページで買える状況だ。しかも7000~1万2000円ほど値下げされている。新商品にエキサイティング感が少ない分、旧モデルを手ごろな価格で販売を続け、購買意欲を保とうとしているように見える。
 熱烈なアップル信者には、バッテリーの性能向上などの実利実益で期待に応え、ライトユーザーには価格で訴求するという、なんとも手堅い商売になってきた。これまでにない新しい発想で他のスマートフォンを圧倒してきたapple。「13は不吉な数字」などと陰口をたたかれないよう、次なる一手を期待したいものだ。

 


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